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フラット35が3.46%に。
いまの制度で最も高い水準です

お金2026.09.02やすろー

2026年9月1日、フラット35の金利が発表されました。
最低金利は3.460%
いまの制度になった2017年10月以降で、最も高い水準です。

「過去最高」と報じた新聞もありますが、
フラット35は2003年からある制度です。
ここでは確認できる範囲にとどめて、
「2017年10月以降で最高」と書いています。

オフィスビルが並ぶ街並み
住宅ローンの金利は、国債や景気の動きで決まります。
私たちにも、お客様にも動かせない数字です。

先月は3.290%でした。
ひと月で0.17%上がっています。

数字だけ見ると小さく感じます。
月々にすると、いくら変わるのでしょうか。

そしてもうひとつ。
3.460%は「基準の数字」です。
高性能な住宅には割引があります。あとで説明します。

Monthly / 先月と今月で、月々いくら変わったか
借入額8月
3.290%
9月
3.460%
35年の差
2,500万円100,304円102,744円+102万円
3,000万円120,365円123,293円+123万円
3,500万円140,426円143,842円+143万円
4,000万円160,486円164,391円+164万円
35年・元利均等・ボーナス払いなしで計算

3,000万円を借りる方で、月2,928円。
35年では123万円です。

ひと月の違いで、123万円の差がつきました。

3.460%は基準の数字。
高性能な住宅は割引されます

ここからが本題です。

フラット35にはフラット35Sという仕組みがあります。
性能の高い家を建てると、金利が引き下げられる制度です。

点数(ポイント)で決まります。
ZEH水準の住宅なら3ポイント。
子育て世帯なら、子どもの人数に応じて2ポイント以上。
長期優良住宅なら、維持保全型で1ポイント。

Discount / 引き下げの幅(2026年度)
ZEH水準(3ポイント)当初5年間 −0.75%
合計5ポイント以上当初5年間 −1.00%/6〜10年目 −0.25%
引き下げは当初の期間だけ。そのあとは基準の金利に戻ります

では、月々はどう変わるのでしょうか。
3,000万円を35年で借りた場合です。

Monthly / 性能でここまで変わる(当初5年)
家の性能当初金利月々
(当初5年)
5年の差
引き下げなし3.460%123,293円
ZEH水準2.710%110,655円−76万円
子育て+ZEH+長期優良2.460%106,606円−100万円
35年・元利均等・ボーナス払いなしで計算
Graph / 当初5年の月々(3,000万円・35年)
引き下げなし 123,293円 ZEH水準 110,655円 子育て+ZEH+長期優良 106,606円
棒の長さは月々の返済額。短いほど負担が軽い
施工中の壁に吹き付けられた断熱材
壁の中の断熱材。ここが基準を超えると割引の対象になります。
仕上げると見えなくなる部分が、返済額に効いてきます。

ZEH水準にするだけで、月12,638円。
5年で76万円です。

先ほど「ひと月の違いで123万円」と書きました。
性能の差も、同じくらい効いてきます。

これからは、性能の低い家は金利でも損をします。
建てるときの費用だけでなく、
借りるときの条件まで変わります。

シバサンホームは、断熱等級6・UA値0.4・C値0.2を標準にしています。
長期優良住宅とZEHにも対応しています。
数字の意味は性能のページにまとめました。

ポイントの数え方や引き下げの幅は年度で変わります。
この記事は2026年度の内容です。
申し込みの前に、住宅金融支援機構のホームページで最新をご確認ください。

変動金利のほうが得なのでしょうか

いま、固定と変動の差は2.23%あります。
過去最大の開きです。

3,000万円を借りる場合で比べると、
変動0.9%なら月々83,295円。
固定3.46%なら月々123,293円。
その差は月4万円です。

これだけ見れば変動が有利に見えます。
ただ、変動金利は日本銀行の政策金利に連れて動きます。

Schedule / これから起きること
019月17日・18日 日本銀行の会合いまの政策金利は1.00%。追加で上げるという見方が出ています。
0210月ごろ 銀行が変動金利を見直す上がった場合、多くの銀行がこのあたりで金利を改定します。
032027年1月ごろ 返済額に反映変動金利は5年ごとに返済額を見直す仕組みが多く、実際の支払いに出るのは少しあとです。

つまり、いまの差がそのまま続くとは限りません。
どちらが得かは、これから先の金利しだいです。
正直なところ、誰にも分かりません。

私たちは工務店で、金融の専門家ではありません。
どちらを選ぶべきかは申し上げられません。
ただ、どちらを選んでも困らない借り方はお話しできます。

では、家づくりを急ぐべきでしょうか

おすすめしません。

金利が上がると聞くと、焦ります。
「早く決めないと損をする」と感じます。

ただ、急いで決めた家は、住んでから後悔することが多いのです。
間取りも、土地も、住宅会社も、あとから変えられません。
35年住む家を、ひと月の金利で決めないでください。

金利は選べませんが、借入額は選べます

ここが大事なところです。

大きな窓のあるダイニングとキッチン
どんな家を、いくらで建てるか。
金利とちがって、ここは自分たちで決められます。

金利は自分で動かせません。
でも、いくら借りるかは自分で決められます。

先ほどの表をもう一度見てください。
金利が0.17%上がったときの差より、
借入額を500万円下げたときの差のほうが、はるかに大きいのです。

Compare / どちらが効くか(9月・3.460%)
金利が0.17%上がった月+2,928円
借入額を500万円減らした月−20,549円
効き方の差およそ7倍

借入額を決めるには、総額が分かっていないといけません。
建物だけでなく、土地・諸費用・外構・地盤改良まで。
ここが見えていないと、あとから借入額が膨らみます。

金利のニュースに気を取られる前に、
「この家づくり全体でいくらかかるのか」を出してください。
効くのは、そちらです。

いま、やっておくといいこと

総額の出し方はこちらの記事に、
奈良の坪単価の目安はこちらの記事にまとめています。

金利が動く時代の家づくり

少し前まで、住宅ローンの金利はほとんど動きませんでした。
「どこで借りても似たようなもの」で済んでいた時期が長かったのです。

いまは違います。
フラット35の金利は毎月1日に変わります。
変動金利は日本銀行の会合しだいで動きます。
引き下げの制度も、補助金も、年度ごとに中身が変わります。

これを全部、お客様が追いかけるのは無理だと思います。
仕事をして、子育てをして、
そのうえで毎月の金利を見る。
現実的ではありません。

だから、家を建てる会社を選ぶときに、
聞かれる前に教えてくれるかどうかを見てください。

今月の金利で月々がいくらになるのか。
性能を上げると、いくら割引されるのか。
総額に何が入っていて、何が入っていないのか。

資料とパソコンを見ながら話し合うご夫婦
金利も制度も、毎月のように変わります。
ご夫婦だけで追いかけるのは大変です。

建てたあと35年、返済は続きます。
そのあいだずっと付き合う相手として、
数字を先に出してくれる会社と進めてください。

シバサンホームは、こうした変化があるたびに記事にしています。
売り込みのためではなく、
判断の材料としてお使いください。

金利のことも、制度のことも、聞いていただければその場でお出しします。

まとめ

この記事の金利は2026年9月1日に発表されたものです。
フラット35の金利は毎月1日に見直されます。
最新の数字は、
住宅金融支援機構のホームページでご確認ください。

総額、いっしょに出しませんか。

いまの金利で、月々いくらになるか。
土地や外構まで入れて、その場でお出しします。

やすろー(専務 柴部文嘉)
この記事を書いた人:やすろー
シバサンホーム 専務/資金計画・土地探しの窓口

奈良の工務店シバサンホームで、初めての家づくりに伴走しています。お金のことこそ正直に。モットーはスピード・誠実さ・楽しさ。

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