「補助金っていくらもらえるんですか?」——打ち合わせでいちばんよく聞かれる質問です。ところが調べると去年の情報ばかりが出てきて、かえって分からなくなる。そこで2026年に奈良で家を建てる方が使える制度を、国と市にわけて整理しました。金額も締切も、公式の資料で確かめた数字だけを書いています。
まず結論:大きいのは「国の110万円」です
2026年にもらえるお金は、大きく2つに分かれます。ひとつは全国どこでも使える国の制度、もうひとつは市町村ごとの制度です。金額が大きいのは国のほうで、条件が合えば110万円。奈良市に引っ越して家を建てる子育て世帯なら、市の支援金もさらに足せます。
① 国の制度「みらいエコ住宅2026事業」
2025年までの「子育てグリーン住宅支援事業」に代わる、2026年の新しい制度です。住宅の性能に応じて金額が変わります。
寒さのきびしい地域(1〜4地域)は、それぞれ125万円・80万円に上がります。奈良県内は多くの市町村が対象外ですが、山沿いは区分が違うことがあるので、着工前にこちらで調べます。
締切に気をつけてください
この制度は予算がなくなり次第、締切前でも終わります。とくに注文住宅で気をつけたいのが、性能の区分によって締切が違うことです。
どちらも申請の受付は2026年5月13日から始まっています。家が完成してからでは間に合いません。着工の前に、建てる会社が手続きを進めておく必要があります。
② 奈良市の新しい支援金(2026年7月にできたばかり)
奈良市が今月、子育て移住・定住支援金という制度を新しくつくりました。市外から奈良市へ引っ越して家を買う・建てる若い子育て世帯に、現金を直接わたすものです。
正直に書きます。この制度は「市外から奈良市へ引っ越す方」が対象です。いま奈良市にお住まいの方が市内で建て替える場合は、残念ながら対象外です。ご実家の近くに戻ってこられる方、大阪や京都から移ってこられる方には、大きな追い風になります。
③ うちで建てる家は、条件を満たしますか
ここが一番気になるところだと思います。結論から言うと、長期優良住宅・ZEH水準住宅の75万円は、標準の仕様のままで届く範囲です。
シバ・サンホームの家は、耐震等級3(全棟で構造計算をしています)、UA値0.4前後、断熱等級6が標準です。これは国が求める省エネの水準を上回っています。特別なオプションを足さなくても、条件を満たせます。
いっぽう110万円のGX志向型住宅は、もう一段きびしい条件があります。太陽光発電を載せるなど、家の造り方そのものが変わってきます。載せた分の費用と、もらえる110万円と、そのあとの光熱費。この3つを並べて、どちらが得かをその場で計算します。補助金のために損をしては意味がありません。
④ もらうまでの流れ
ここが落とし穴です。補助金は「あとからもらうお金」です。工事代金の支払いには間に合いません。「補助金があるから頭金を減らせる」と考えると、途中で苦しくなります。当社では補助金を入れない形で資金計画を組み、もらえた分は繰り上げ返済や家具にまわしていただくようご案内しています。
よくあるご質問
国と市の補助金は、両方もらえますか?
制度の組み合わせによります。国どうしは同じ工事に重ねて使えないことが多い一方、国と市町村は併用できる場合があります。年度ごとに扱いが変わるため、お客様のケースで役所に確認してからお答えします。ここは推測で言わないようにしています。
去年の「子育てグリーン住宅支援事業」とは違うのですか?
名前も金額も変わりました。2026年は「みらいエコ住宅2026事業」です。住宅の補助金は毎年つくり直されます。ネットで出てくる去年の記事の金額は、そのまま当てはまりません。
予算がなくなることはありますか?
あります。国の制度は予算の上限に達した時点で終わります。過去にも締切前に受付を終えた制度がありました。使うつもりなら、早めに動くほうが確実です。
手続きは自分でするのですか?
いいえ。国の制度は、登録した事業者が申請します。お客様にしていただくのは書類へのご記入だけです。市の支援金はご本人の申請になりますが、書き方はこちらでご案内します。
※この記事は2026年7月時点の公表資料をもとにしています。制度の内容・金額・締切は変わることがあります。最新は国土交通省「みらいエコ住宅2026事業」および奈良市の案内をご確認いただくか、当社にお問い合わせください。
