点検でお客様のお家を回っていると、気づくことがあります。
台風で壊れるところは、だいたい決まっている。
そして、その多くは来る前のひと手間で防げます。
前日までにやること(外まわり)
やらないでほしいこと。
屋根には登らないでください。
素人が屋根に登るのは、台風そのものより危険です。
気になるところは写真を撮って、建てた会社に送ってください。
当日の過ごし方
当日は、もう外に出ないこと。
これが最大の対策です。
窓の鍵をかけてください。
サッシは鍵をかけると枠に引き寄せられ、雨の吹き込みが減ります。
シャッターのない窓は、カーテンを閉めるだけでも破片よけになります。
停電に備えて、スマホの充電と懐中電灯の確認を。
断水が心配なら、お風呂に水を張っておくと安心です。
風の最中に「ゴトッ」と音がしても、外へ出ないでください。
確認は、おさまってからで間に合います。
台風のあとに、気をつけてほしいこと
心配なのは、台風の最中より台風のあとです。
台風が通ったあと、こんな訪問を受けたことはありませんか?
「近くで工事をしていて、お宅の屋根が浮いているのが見えた」。
不安になって登らせると、問題のない屋根でも高額な工事の話になります。
その場で契約しない。屋根に登らせない。
これだけ守ってください。
本当に傷んでいるかは、建てた工務店に見てもらえば分かります。
当社のお客様は、点検を待たずにご連絡ください。
もうひとつ。
屋根や雨樋が傷んだ場合、火災保険の風災補償で直せることがあります。
まずはご自身の保険証券の確認から。
「保険で無料で直せる」と契約を急がせる業者には、ご注意ください。
ふだんの点検が、台風対策になります
台風対策のほとんどは、ふだんの点検でできています。
雨樋の詰まり、屋根や板金の浮き、シーリングの傷み。
平時に直してあるかどうかで、被害が変わります。
定期点検(3ヶ月・6ヶ月・1年・2年・5年・10年〜)を続けているのは、こういう日のためでもあります。
家は建てて終わりではなく、守りながら住むものです。
よくあるご質問
窓に養生テープを貼ると、割れにくくなりますか?
割れにくくはなりません。
テープはガラスを強くするのではなく、割れたときに破片が飛び散りにくくするものです。
先にやるのは、シャッターを閉める、飛びそうな物を片づける、カーテンを閉める。
カーポートの屋根は大丈夫でしょうか?
カーポートの屋根パネルは、台風のときに外れやすいものがあります。
骨組みごと壊れないように、パネルが先に外れる設計だからです。
古いものや波板は、予報が出たら状態を確認してください。
新築の打ち合わせ中です。台風に強い家にできますか?
できます。
今の家は建築基準法で耐風の基準が決まっていて、まともに造れば家そのものが壊れることはまずありません。
差が出るのは、シャッターの有無、軒や雨樋の計画、バルコニーの水はけです。
お打ち合わせのときにご相談ください。
