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外壁の塗り替えは何年目がベスト?
「10年」は早いかもしれません

Maintenance2026.07.30やすろー

「築10年なので、そろそろ外壁の塗り替えですよね?」——よく聞かれます。一般的にも「外壁は10年で塗り替え」と言われます。でも、お引き渡しから10年経ったお家を実際に点検で回っている立場から、正直に言います。10年は、早いことが多いです。

築10年のお家を、点検で見てきました

先日、10年点検にお邪魔してきました。写真を見てください。10年間、雨ざらし・日ざらしだった外壁と基礎です。

築10年の外壁とコーキング目地の状態(奈良県内・シバ・サンホームの10年点検にて)
築10年の外壁。壁の表面はまだしっかりしています。年月が出るのは、壁よりも縦に走る目地(コーキング)のほうです。
築10年の軒裏と雨樋まわり(奈良県内・シバ・サンホームの10年点検にて)
軒裏と雨樋まわり。屋根が壁を守っている面は、汚れも傷みも出にくいのが分かります。
築10年の基礎の状態(奈良県内・シバ・サンホームの10年点検にて)
基礎も10年間雨ざらしとは思えないきめ細かさ。大きなひび割れもありません。

ご覧のとおり、壁そのものは10年でもまだ十分きれいです。もちろん立地や方角で差はありますが、「10年経ったから塗り替え」が全員に当てはまるわけではありません。

先に傷むのは、壁ではなく「コーキング」です

外壁で最初に年月が出るのは、板と板のつなぎ目を埋めているゴム状の目地——コーキング(シーリング)です。新築のときは指で押すと沈むくらい弾力がありますが、年月とともに固くなり、痩せて、やがて切れ目が入ります。

ここが切れると、そこから雨水が入るようになります。つまり、「外壁の手入れ」の主役は塗装より先にコーキング。点検で見るのも、まずここです。

では、何年目がベストなのでしょうか

周辺環境(前の道路、日当たり、風の抜け方、軒の深さ)で傷み方は変わるので、一律には言えません。そのうえで、点検で多くのお家を見てきた実感としては——

Timing
10
多くの場合、まだ早い壁の表面はまだもちます。コーキングの状態だけ点検で確認しておけば十分、というお家がほとんどです。
15〜20年
コスト的にはこのあたりがベストコーキングの打ち替えと塗装を同じタイミングでまとめると、高い足場代が一度で済みます。家の一生で塗り替えの回数そのものを減らせます。

大事なのは「何年」で決めることではなく、見てから決めること。当社が定期点検(3ヶ月・6ヶ月・1年・2年・5年・10年〜)を続けているのは、この判断をお客様と一緒にするためです。

築10年前後は、訪問営業が増える時期です。「近くで工事をしていて、お宅の外壁が気になった」「今なら足場代が無料」——この誘い文句で、まだ必要のない塗装をしてしまうケースを本当によく聞きます。まだもつ壁を塗るのは、前倒しでお金を払っただけ。迷ったら、建てた工務店に見せてから決めてください。当社のお客様なら、点検のついでに一緒に見ます。

よくあるご質問

サイディングでも塗り替えは必要ですか?

いずれ必要になります。ただ、当社の標準のKMEW「光セラ」16mmは表面に汚れを分解して雨で流す仕組みが入っており、色あせ・汚れの進みがゆっくりです。そのぶん塗り替えの時期を後ろに延ばせます。

石張りと黒いサイディングを組み合わせた外観(奈良県内・シバ・サンホームの施工実例)
当社の外観実例。濃い色の外壁ほど色あせは目につきやすいので、外壁材そのものの性能が効いてきます。この家の実例を見る →

コーキングだけ先に直すことはできますか?

できます。部分的な打ち替えなら足場なしで済む場所もあります。切れているのに塗装まで待つ必要はないので、点検で見つけたら早めにお声がけします。

築10年で何もしなくて大丈夫?

「何もしない」ではなく「見て、記録しておく」が正解です。10年点検で外壁・コーキング・基礎の状態を確認しておけば、次の一手を焦らず決められます。よそで建てられた方も、外壁のことで迷ったら一度ご相談ください。

外壁のこと、見てから決めませんか。

訪問営業に急かされる前に。状態を見て、正直にお伝えします。

やすろー(専務 柴部文嘉)
この記事を書いた人:やすろー
株式会社シバ・サンホーム 専務/資金計画・土地探しの窓口

奈良の工務店シバ・サンホームで、初めての家づくりに伴走しています。お金のことこそ正直に。モットーはスピード・誠実さ・楽しさ。

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