ご家族にぴったりなプランをご提案しています！

アドバイザーの神保です。

どうもこんにちは、お盆前で少し余裕ができたので、やっとブログ再開です。
(いや、どんだけあけとんねん・・・われ・・・)
んん！！ごほんごほん！

気を取り直して、今回は値引きについて少しお話しようかなと思います。

値引きの実態

私、実は前職は量販店にいてました。
そこでは、値引き交渉なんて当たり前。
〇号や圧〇なんて当たり前・・・げふんげふん。

もちろんできない商品もあります。
それはなぜか？仕入れ値があるからです。
ポイントかなんかで何とか納得してもらって
利益率の良い保証で値引きして、なんて事よくやってました。
また、全体で何個販売したから、会社にいくら入る。
そんな契約を取り付けて、全体でいくらまで・・・
それらを視野に入れて値引きする。そんなの日常茶飯事です。

ただ、基本的にこちらから提案する商品は値引きありきの価格です。
じゃあ値引き交渉しないと損じゃないか！？

おっしゃる通りです。
原価、仕入れ値が決まっている以上。
ここまでと決まってますが、利益なしでは販売しないので
会社が納得するライン、お客様が納得するラインのギリギリを見定めて
自分の成果として、どれだけ売るか。
今考えても相当ひりついてました。
割とうまくいってたのは、値引きが誠意として映るから。
そしてお客様は、自分の交渉術でお得に買えた！
そう思わせていたからなのかなと思います。

これ・・・見られたら終わるかな・・・？

住宅の場合は訳が違う

問題は
それがすでにそこにある物か。
これからつくる物か
これをご理解いただきたいという事です。

量販店の商品であれば
どれだけ値引きしたところでその商品は変わりますか？
むかついた店員が商品を叩きつければ変わりますが
そんな事はしません。
そして全体として利益が計算できれば販売し
値引き前の価格と同じクオリティで商品をゲットできます。

なら住宅は？特に新築はやばいです。

何がやばいって・・・まだそこに実物が無いからです。
初めに言います。必ず各会社で決まった利益率があります。
利益が出ない慈善事業はやりません。
それは住宅産業も商売だからです。

数年前ですが
「○○会社さんが400万円値引きしたので、この会社さんにします」
と、お客様に言われたことがあります。
まだ、今とは違いもう少し未熟な神保は
その危険性について、しっかりとお伝えできていませんでした。
お伝えしていたのですが、当時の僕の言葉では届かなかった。
その会社だけは仕事を見たことあるが、辞めた方が良いと
はっきり言えなかった自分を、今でも後悔しています。

もちろん奈良でリスペクトしている会社さんはありますし
ただ、せっかくご相談に来てもらって、そこだけはやめてほしかった。
と、思い出しては悶々としています。

具体的なリスク

さて、ではここからが本題です。
上記をご理解していただいたとして
400万円値引きとは・・・
値引きしてもらって嬉しい気持ちはわかります。
特に住宅は高い買い物ですから。

ただ、量販店から住宅業界に飛び込んだ身としては
住宅って案外利益無いんだなと・・・
最初に感じました。利益率だけの話ですよ？
世の中にある物として考えると、ビックリするぐらい低いです。
それは、いろんなところに、いろんなタイミングで
支払いが発生するからなのかとも思っています。
大手さんであれば、やってんなぁ・・・というところはあります。
だって部材などの元値知ってますもん。

400万円の値引きをしても、最初から利益が残ると仮定して
元々がいったいどれだけの部材でつくっていたのか・・・

400万円の値引きが、相当利益率に影響すると仮定して
部材の仕入れ値は決まっている・・・
見えない所は大丈夫なのか？
また、仕事を頼む職人さんにはいくら渡しているのか？
というか安い仕事を請け負ってくれる職人さんとは？

【職人気質】という言葉があるように
もちろん職人さんにもプライドがあります。
自分の腕一本で稼いで、家族を養っている訳ですから当たり前です。
会社に守られている僕には簡単に想像できる世界ではありません。
あまりにも安い仕事を続けて渡していたら
腕の良い方や、気の良い方でも離れていきます。
自分の仕事にしっかりとした価値がある訳ですから。

ただ、腕の良し悪しの考えは僕たちとは違います。
『安くて速いから優秀』
400万円値引きした会社さんはそう思っているはずです。
工期が短くなれば、払う金額は少ないですし
早ければお客様は喜びます。
最低限、検査さえ通ってしまえば問題ない訳です。

早くする為に、安くするために
どこを、何を調整したのか、考えたくもないですが・・・

改めて、危険性とは？

例えば・・・
釘一本ずれると強度が落ちるのはなんとなくわかりますよね？
図面には反映されない部分です。

大きな梁を削り、穴をあけてダクトや配線を通すとして
何ミリまでは強度が落ちないと決まっていますが
早さを優先するあまり、他の職人さんの意見を無視して
やってはいけない事をやってもわかりません。
これも図面には反映されません。

そして、それらは検査には通ります。
建築、不動産業界とはそんなものです。

まとめると

住宅業界の値引きとは誠意でもなんでもありません。
もちろん値引きするために頑張っている営業マンもいます。
それは誠意なのかもしれません。
ただ、その誠意は今後悪意となって
お客様に降りかかる可能性が高いという事です。

まだできてもいない物に対してお金を払う。
これこそ異常なのかもしれません。
ですが私たちは、建築途中でも
専門業者さんの仕事が終われば支払わなければいけない。
業者さん毎に支払いがあるのでどうしようもない事です。

私たちは・・・いえ、私たちも職人さんたちも
このお家を絶対に良い物にしよう。
関わったからこそ自分の家のように手掛けよう。
そう思っている人しかいません。
そうなるように代表の柴部がつくった会社です。

私個人は、この業界は外から入ってきた身としては異常だと思っています。
ただ、私がここにいる理由は、その理想を実現したい____
幸せは人それぞれ違いますが、ご縁をもらったのであれば
【　不幸にしたくない　】
シバ・サンホームで本当に良かったと言ってもらえるようにしたい。
生活を豊かにする為にお家を買うのに、不幸になるような事は絶対にダメだと。
本気で家族を守る会社だと思っているからです。